大船渡・佐々木、衝撃の163キロ「見たことない球」同世代の石川、奥川ら驚き

 実戦形式の練習で力投する大船渡・佐々木(撮影・山口登)
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 「侍ジャパン高校代表候補・国際大会対策研修合宿、紅白戦」(6日、奈良県内)

 大船渡・佐々木朗希投手(3年)が実戦形式の練習で登板し、自己最速を6キロ更新する163キロをたたき出した。

 度肝を抜く剛速球に、同世代の選手からも驚きの声が上がった。プロ注目の星稜・奥川が「初めて見る球で素晴らしいです」と言えば、選抜優勝投手の東邦・石川は「横から見ていても見たことない球だった」と驚きの表情。最速153キロを誇る横浜・及川もこの試合で印象に残ったシーンを振り返り、「佐々木のスピードボールです」と答えた。

 佐々木は先頭打者をアウトに仕留めると、2番の横浜・内海へ投じた3球目がボール球になったが、視察した中日スカウトのスピードガンで163キロの表示。高校時代の大谷翔平(エンゼルス)が3年夏にマークした160キロを上回り、高校球界最速となった。剛速球を軸に、2回無失点6奪三振の快投を披露した。

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