ヤクルト・青木が劇的な一発 延長十二回代打サヨナラ弾「メチャメチャ興奮」
「ヤクルト4-3中日」(6日、神宮球場)
頼れるベテランが土壇場で大仕事だ。3-3の延長十二回2死走者なし、代打で登場したヤクルト・青木が値千金のサヨナラアーチ。中日の7番手・小熊の143キロ直球を左翼スタンドに放り込んだ。その着弾点を確認すると派手なガッツポーズ。2005年8月26日の横浜戦(神宮)以来、14年ぶりのサヨナラ弾で激戦に終止符を打った。
「狙ってました。メチャメチャ興奮している」。劇的な一発にハイテンションで声を弾ませた。この日は休養日でスタメンから外れた青木は、「機会をうかがって六回ぐらいから準備をしていた」。虎視眈々(たんたん)と出番に備えていた。「本当にすごい。粘って粘って、こういう展開。あらためてすごい」。小川監督はラストチャンスを託した信頼厚いベテランに賛辞を惜しまなかった。