楽天2年ぶり首位 福井が移籍後初勝利「素直にうれしい」

 「西武5-7楽天」(10日、メットライフドーム)

 背水の思いで臨んだ新天地でのシーズン。移籍後初勝利を得て、楽天・福井に笑みが浮かんだ。「素直にうれしいです。勝てて良かった」。平石監督から手渡されたウイニングボールを手に、喜びの言葉を口にした。

 苦しい展開を強いられながら、粘り強さで引き寄せた勝利だ。1点リードの三回1死二、三塁では源田の投前へのゴロが、不運な適時内野安打となり同点。さらに内野ゴロの間に勝ち越された。

 それでも「次の1点を与えないように、試合を壊さないように意識した」と後続を抑え、五回に味方が逆転した後はストライク先行の強気の投球で試合の流れをつかんだ。

 「四球は福井の持ち味」と勇気を与えてくれた平石監督の言葉を「すごくやりやすいように言ってくれている。それに甘えずやりたい」と意気に感じてきた福井。この日は4四球も、強力打線相手に攻めの姿勢を貫いた姿を指揮官は「福井の強気の投球でチームに勢いが出た」と称賛だ。

 6回2失点で17年4月26日の巨人戦(マツダ)以来、2年ぶりの白星。苦しんだ時間も「その時期があって今の自分がある。良い経験ができた」と話す。移籍後の目標は「チームに貢献すること」。チームを2年ぶりの首位へと導く好投で、まずは新たな一歩を踏み出した。

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