ヤクルト戦（１２日・東京ドーム）に先発する巨人・菅野智之投手（２９）が１１日、川崎市のジャイアンツ球場で調整。ツバメ軍団との一戦を前に必勝を誓った。

　昨季は対戦成績３勝１敗、防御率１・８０。ＣＳファーストＳでは無安打無得点試合を達成するなど、背番号１８にとって好相性だ。相手先発は小川だけに、菅野は「接戦になると思う。粘り強く少ない球数で長いイニングを投げたい」と気を引き締める。

　ヤクルトは１０日の広島戦で延長十回に、一挙１２得点を挙げる爆発力を見せた。指揮官は「何が起こるか分からないベースボール」と独特の言い回しで警戒。菅野も「足も絡めてきますし、強打もね」と用心した上で、「（山田）哲人とバレンティン」とマークする打者の名を挙げた。

　今季初めて本拠地のマウンドに上がるエースは「自分の投げる姿を楽しみにしてくれている人がいる。試合を作るとかじゃなく、勝てるように」と白星だけを追い求める。