楽天・平石監督、エキサイトの足立に「1球にかける姿を見せてくれた」
「楽天0-1ソフトバンク」(13日、楽天生命パーク宮城)
延長戦を戦って惜敗を喫したが、楽天・平石洋介監督(38)は気迫を見せたバッテリーをたたえた。
先発・美馬は今季のチームの先発陣で最長となる8回を投げて無失点に抑える好投。八回2死二塁の危機で牧原を迎えた場面では、きわどい球をボールと判定され、捕手・足立が球審に詰め寄る場面もあった。
平石監督らが止めに入り「『この1球は仕方がない。ただ、焦るなよ』と言った」と足立に気持ちを切り替えるように促すと、フルカウントからフォークで空振り三振を奪った。これには「美馬も足立も冷静にいってくれた。最高のボールを投げたね」と称賛だ。
延長十回に先制点を奪われてチームの連勝は3で止まったが、指揮官は「審判がボールと言えばボール」とした上で「足立はどちらかと言えばおとなしいタイプ。1球に懸ける姿を見せてくれたのは良かった」と勝負への気迫を評価した。