ソフトバンク・栗原V打でプロ初安打 初球から捉え中前へ
「楽天0-1ソフトバンク」(13日、楽天生命パーク宮城)
延長十回、ベテランの奮闘で広げたチャンスを伏兵がつかみ、0-0の均衡を破った。
2死一、三塁で代打に立ったのは22歳のソフトバンク・栗原。福井・春江工高(現坂井高)から2014年度ドラフト2位で入団し、控え捕手ながら打撃の良さを評価されている。今季3打席目で「振らないと緊張が取れない。何でも振ってやろう」と初球の低め速球を捉えて中前に運び、プロ初打点をマークした。
そんなホープの決勝打を演出したのは、松田宣だった。1死から中前打を放ち、続く福田の打席でスタート。ヒットエンドランのサインながら福田が見送り、猛然と滑り込んで二盗に成功。栗原の一打で勝ち越しのホームを踏んだ。
投げては4投手が楽天打線をわずか2安打に封じる無失点リレーを飾った。