16年センバツV右腕、東洋大・村上が2年ぶり完封星
「東都大学野球、東洋大3-0国学院大」(16日、神宮球場)
東洋大・村上頌樹投手(3年・智弁学園)が、1年春以来となる2年ぶりの完封で今季初勝利を挙げた。得意のスライダーに加え、「最近投げ始めた」と今季からフォークも駆使。揺れながら落ちる軌道で11奪三振の快投を後押しした。
昨季までは1学年上の上茶谷(DeNA)、甲斐野(ソフトバンク)、梅津(中日)の陰に隠れ悔しいシーズンを過ごした。三本柱が抜けた今季、「自分がやろう」と発奮。新エースとして最高の結果を出した。
偉大な先輩3人から「『来年(2019年)はお前がしっかり投げろよ』と言われた」と明かす。16年春のセンバツ優勝投手と実力は文句なし。2年前に甲子園で頂点に立った右腕が、舞台を神宮に変えて再び輝きを放ってみせた。