オリックス・吉田正 無双4安打 4号2ランで完全復活!
「オリックス9-0日本ハム」(16日、京セラドーム)
オリックスの若き主砲が、パッチリとお目覚めだ。開幕当初につまずいた吉田正は、お立ち台で「先週は半泣きくらいになってたんで…」とファンの笑いを誘ったが、そんな冗談を口にできるのも完全に豪打がよみがえったからだ。
初回。1死一塁で左腕・上原のスライダーに上体を泳がされながらもオーバーフェンスだ。「タイミングを外されていたが、うまく(バットの)ヘッドに乗せて拾うことができた」。2試合連続となる4号先制2ランを自画自賛。三回には右中間フェンス上部に当たる適時二塁打を放つなど今季初の4安打で3打点。アルバースに昨年6月以来となる勝利を贈った。
開幕カードでは日本ハムの三塁手が、右翼と二塁の間を守る極端なシフトを敷かれ、13打数1安打と結果を出せなかった。そんな吉田正に手を差し伸べたのが西村監督だった。
開幕から4番での7試合は打率・080、打点なしだったが、3番に変更すると8試合で32打数13安打の打率・406、4本塁打、9打点。指揮官の期待に応え、吉田正がいよいよ上昇気流に乗ってきた。