巨人・小林1号3ラン プロ初4安打で大暴れ「積極的に振りにいった」
「阪神4-12巨人」(19日、甲子園球場)
バットで虎を粉砕した。平成最後の阪神3連戦初戦でプロ初の4安打と大暴れ。今季最多12得点の打線をけん引した巨人・小林は「チームが勝って良かったです」と謙虚に語り、静かに充実感に浸った。
相手の出ばなをくじいた。二回1死一、二塁。メッセンジャーの初球のカーブを完璧に捉え左翼席に運んだ。今季1号が先制の3ラン。「積極的に振りにいった結果。自分のスイングができた」と納得顔だった。
四回と五回にそれぞれ単打、七回には二塁打。サイクル安打の快挙達成はならなかったが「(意識は)全くなかったです」と記録に関心を示さない。
開幕前の課題は打撃だったが、打率・361まで上がった。原監督は「練習の時から非常にいいものが出ている」と高評価した。
開幕から阪神戦4戦4勝は実に32年ぶり。だが小林に慢心はない。「下位打線が塁に出てつないで、しつこい打撃をしたい」と“恐怖の8番打者”継続を誓った。