「西武５－１６ソフトバンク」（２１日、メットライフドーム）

　ソフトバンクが今季最多得点となる１６得点で、直近５試合１勝４敗と苦しんでいたうっぷんを晴らした。主役になったのはプロ初スタメンの２人、２番・左翼に入った周東佑京と、９番・二塁の三森大貴の若手２人だった。

　周東は四回、１イニング５得点の猛攻を締めくくるスクイズを成功させプロ初打点を記録すると、五回にはプロ初安打、初本塁打となる１号３ランを放った。球団を通じ、「打ったのはストレートです。真っ芯で打つことができました。練習でもあんな打球を打った記憶がないので、自分でもビックリですが、素直にうれしいです」

と喜びを語った。

　三森は三回に右前打を放ち、プロ初安打を記録。さらに、四回には投手への内野安打が適時打となり、プロ初打点もマークした。九回にはこの日３安打目となる二塁打も放ち、猛打賞も獲得した。

　この試合の成績は周東が６打席４打数１安打１本塁打４打点（犠打１、四球１）でプロ初となる盗塁１も記録。三森が５打席５打数３安打１打点だった。

　この試合の“プロ初モノ”をまとめると、周東が初スタメン、初安打、初打点、初本塁打。三森は初先発、初安打、初打点、初盗塁、初猛打賞。そして、広島から移籍した美間にもプロ初本塁打が出ている。