巨人、山口&菅野の二枚看板で首位固め 同一カード3連戦“おきて破り”2本柱投入
原巨人が23日からのヤクルト3連戦に菅野、山口の二枚看板を投入し、首位攻防戦の勝ち越しを目指す。
めった打ちにあった前回のリベンジだ。初対戦となった12日からの東京ドーム3連戦では、投手陣が3戦計23失点と打ち込まれ、1勝2敗と負け越した。今回は最少失点に抑えるべく、頼りになる2本柱をつぎ込む。
同一カード3連戦での2本柱投入は“おきて破り”ともいえる。これまで開幕から菅野、山口をそれぞれカード頭で起用して開幕ダッシュに成功。連敗を避けるために2本柱の分離ローテを組んできたが、ツバメ打線封じへ菅野の中5日を解禁することになった。
菅野は22日、ジャイアンツ球場で調整。神宮は昨年のCSファーストSでノーヒットノーランを達成して以来のマウンドとなる。「体調は万全です。頑張ります」とニヤリ。3勝目を挙げた19日の阪神戦は、17年8月19日のDeNA戦以来となるイニング途中降板となったが、状態は決して悪くはない。
平成最後の阪神3連戦で3連勝を飾り、首位に浮上。今度は平成最後の「TOKYOシリーズ」。原監督は「どういう結果が出たとしても、1試合1試合を糧にしながら進めていきたい」と冷静に話した。2本柱がきっちり抑え、0・5差の2位・ヤクルトを突き放す。