巨人 守護神クックの登録を抹消 右肘の違和感で痛恨の離脱
巨人は23日、開幕から守護神を務めていたライアン・クック投手が右肘に違和感を訴えたため、出場選手登録を抹消した。
右腕は今季、8試合に登板して0勝1敗、6セーブ、防御率3・38。21日の阪神戦でも3点リードの九回に登板し、1回を1安打無失点に抑え、6セーブ目を挙げていた。
クックは12年にアスレチックスで71試合に登板し、6勝2敗14セーブの好成績。だが、その後は故障が続き、16年には右肘の靱帯(じんたい)再建手術(トミー・ジョン手術)を受けた経験を持つ。昨季はマリナーズで3季ぶりにメジャー復帰し、19試合に登板。巨人は調査を重ね、完全復活したと判断して獲得に踏み切っていた。
チームはこの日から、ヤクルトとの首位攻防。リリーフに不安を抱える中、守護神のアクシデントで大きな戦力ダウンとなりそうだ。
右腕は都内の病院で検査。再登録は5月3日以降となる。