早大・小宮山監督 投手の障害予防で意見交換「高野連だけで取り組むべき問題ではない」

 日本高野連は26日、都内で第1回「投手の障害予防に関する有識者会議」を開いた。メンバーの早大・小宮山悟監督は東京六大学春季リーグ戦期間中で27日に試合を控える中、メジャーでも戦った経験を含めて積極的に発言した。

 現役時代にプロの世界で2000回以上を投げながら外科手術をすることのなかった自身を引き合いに出し、「正しい体の使い方をいいタイミングで教えてもらった」と指導者のコーチング能力の重要性を説いた。

 球数制限については「一律にここで線を引くのはどうだと思う」と改めて持論を展開した。「高野連だけで取り組むべき問題ではない」と小、中学生も含めた議論が必要だと強調。約2時間の意見交換を終え、有効な話し合いに納得の表情を浮かべた。

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