投手の障害予防に関する有識者会議 年内全4回行い日本高野連に提出へ
日本高野連は26日、都内で第1回「投手の障害予防に関する有識者会議」を開いた。早大野球部の小宮山悟監督(53)ら12人が約2時間の議論。座長で慶大教授の中島隆信氏(58)は「方向性は見せた。どこまでルール化できるか」と枠組み作りに意欲を示した。
今春新潟大会で球数制限の導入を掲げながら見送った新潟県高野連の富樫信浩会長(58)も委員として参加し、選手の将来を第一に考える同連盟の取り組みを紹介した。「球数制限だけとれば、それは一つの切り口。大会のあり方に踏み込んでいければ」と語り、会議で挙がった意見を同連盟にも反映していく考えを明かした。
メンバーの1人である前横浜監督の渡辺元智氏(74)はこの日、所用のため欠席した。次回は6月7日で、ゲストスピーカーに昨夏限りで勇退した智弁和歌山・高嶋仁名誉監督(72)を招く。会議は年内に全4回行い、提言を11月の日本高野連理事会に提出する予定となっている。