日本ハム・有原、開幕から無傷4勝目 鷹斬り7回0封
「日本ハム4-0ソフトバンク」(28日、札幌ドーム)
付け入る隙を与えなかった。日本ハム・有原が7回2安打無失点。三塁を踏ませないほぼ完璧な投球で開幕から無傷の4勝目、リーグトップに並んだ。「どの球も丁寧に低めに投げられたのが良かった」と振り返った。
唯一得点圏に走者を置いた七回無死二塁の場面も、松田宣に対して「外角は狙われている」と察知して内角へ厳しく投げ込み、狙い通りに詰まらせる。二直に二塁走者が飛び出して併殺となり、ピンチを切り抜けた。
対ソフトバンクは昨季4試合で2勝2敗ながら、防御率は7・43と打ち込まれた。今季も何度も顔を合わせるであろう強敵をシーズン初対戦で圧倒し「相手も(嫌な)イメージが残ると思う」と胸を張る。
防御率は0・51と抜群の安定感を誇り、開幕投手の上沢と2本柱でチームを引っ張る。候補に挙がる月間MVPも自らの手で大きく引き寄せた。栗山監督は「自分の状態を理解して、いろんなことが見えている」と目を細めた。