ロッテ・種市「人生最高の日」5回6安打2失点でプロ初勝利
「楽天2-4ロッテ」(29日、楽天生命パーク宮城)
初勝利の瞬間を、ロッテ・種市は「鳥肌が立ちました」と振り返り、こう続けた。
「人生、最高の日になりました」
5回6安打2失点。「最初は飛ばしました。最後はバテましたが」の言葉通り、三回までは4奪三振で安打は1本のみだった。時に150キロを超える真っすぐを中心にフォーク、スライダーで緩急を利かせた。
四回に4連打で2点を失った。五回には1死一、三塁から楽天・島内の併殺崩れの間に追加点を奪われたかに見えたが、井口監督のリクエストが功を奏した。
昨季は7試合に先発して0勝4敗。今季は8試合の中継ぎを経てチャンスをつかみ「平成最後の試合に全力で投げて勝ちたい」の願いはかなった。「次は六、七回までいけるように」。プロ3年目の20歳がキッと前を見据えた。