日本航空石川の重吉、MAX143キロで躍動!4強入り プロ8球団が視察
「春季高校野球石川大会・準々決勝、日本航空石川10-7遊学館」(2日、石川県立野球場)
日本航空石川が4強入りを決めた。阪神や巨人などプロ8球団のスカウトが視察に訪れた中、プロ注目の最速146キロ右腕の日本航空石川・重吉翼投手(3年)が、3番手で登板。5回2/3を5安打3失点というピッチングを見せた。
出番は四回だった。1点差に迫られてなおも1死二塁というピンチでマウンドに上がると、期待通り打者2人を無安打に抑えるピッチングを披露。この日は最速で143キロを記録。「まっすぐがメーンで変化球で幅を持たせます」と、自信を持つ直球を軸に、安定した投球を見せた。
4強進出を決めた中、優勝候補の星稜とは決勝でなければ当たらない。同じ右腕ということもあり、星稜・奥川恭伸投手(3年)は、意識する存在で、センバツでの投球もチェックしたという。
「去年の秋からレベルが高くなっている」と話すが、夏の甲子園出場を目指す上で負けられない相手でもある。「甲子園に行くには倒さないといけない相手なので」と、「打倒星稜」の思いを胸に、まずは今大会での優勝を目指す。