巨人・高木1307日ぶり星 野球賭博で解雇も…苦悩乗り越え2回1安打無失点
「巨人9-3中日」(2日、東京ドーム)
控えめな笑顔で、お立ち台に上がった。1307日ぶりの白星。野球賭博関与による失格処分から17年に球界復帰した巨人・高木が、復帰後初勝利をつかんだ。大歓声を一身に受けた左腕。「ファンの方々の温かい声援のおかげです。ありがとうございました」と感謝した。
2点ビハインドの五回1死一、二塁から登板し、中日・高橋を見逃し三振、阿部を左飛に仕留めるなど2回を1安打無失点。相手に傾いていた流れを止めた。「流れを変えてやろうと思った」と高木。原監督も「見事な攻めの投球。完全に勢いを止めた」と絶賛した。
「光が見えないというか、思うように行かない時期もあった」という再契約後の苦悩を乗り越えて手にした1勝。「家族もそうですし、チームの方々に支えられての今日。ここからがスタートだと思うので、一日一日頑張っていきたい」と誓った。