完封負けのオリックス 収穫はプロ初登板ドラ6左沢 西村監督「面白い投手」
「ソフトバンク4-0オリックス」(4日、ヤフオクドーム)
オリックスは千賀の前に7回無得点。結局、5安打で今季5度目となる完封負けに終わった。
西村徳文監督は「(千賀は)いい投手ではあるけども“0”に抑えられてしまうとなかなか上がっていけない。攻略してかないと。チームとして攻めていかないと上にはいけない。優勝するためにはいい投手であっても攻めていかないと」と苦言を呈した。
今季30試合目で2桁安打はわずかに6試合。チーム総得点は12球団で唯一の2桁となる93。打線の奮起が求められる。
一方で収穫もあった。先発成瀬は三回途中4失点でKOされたが、吉田一、金田、新外国人エップラー、ドラフト6位・左沢(JX-ENEOS)の4投手は無失点でつないだ。
指揮官は「エップラーは、いいのか悪いのかまだ判断はつかない。もうちょっと投げてもらう。左沢は面白い投手じゃないか。緊張していたということだけど2人目の打者からは落ち着いて投球していた。チームの戦力になってくれるかなと思います」と松田から空振り三振を奪うなど1回無失点のルーキー左腕を高評価していた。
プロ初登板となった左沢は「緊張しました。力んだ部分もあったんですけど、投げていくうちに慣れてきました。攻めの投球が持ち味なのでこれからも攻めていきたい」と話した。