日本ハム・西川 12球団令和初の先頭打者弾も勝利ならず
「ロッテ3-2日本ハム」(4日、ZOZOマリンスタジアム)
日本球界随一の韋駄天(いだてん)が、12球団令和初となる先頭打者弾を放った。バックネット上部に掲げられた鯉のぼりが風で揺らめく中、日本ハム・西川はピースポーズ。電光石火の一撃に胸を張った。
カウント2-2からの5球目、ボルシンガーの直球を右中間のホームランラグーンへ。「調子は悪いので、ラッキーとしか言いようがない」。三回に今季6個目の盗塁を決めたが、2三振を含む3度の凡退は反省材料だ。
2-1の八回に中継ぎエースの宮西が逆転を許し、西川の一発を勝利に結びつけることはできなかった。それでも、栗山監督は「切り替えてしっかりやっていきます」と前を向く。勝率5割で西武、楽天と並ぶ2位。必死に食らいついていく。