立命大 プロ注目の坂本が完封勝利 近大を5安打に封じる
「関西学生野球、立命大1ー0近大」(5日、ほっともっとフィールド神戸)
第5節の1回戦。立命大はプロ注目の左腕・坂本裕哉投手(4年)が、阪神らプロ10球団のスカウトがネット裏から見つめる中、近大の強力打線を相手に9回5安打7三振での完封勝利を挙げて先勝した。
坂本は「冬場から近大打線のことをイメージしてきた。1人1人、どこを突いていこうとか。球速とかよりも、コースを狙って投げました」と、自身のアピールよりもチームの勝利を考えた投球で勝利に貢献。この日の最速は144キロで、先週体調を崩し、万全の状態ではなかった中でも116球を投げて完封。後藤昇監督も「近大を抑えたのはすごいこと。自信にしてほしい」と称えた。
この日、阪神は嶌村球団副本部長、畑山統括スカウトら7人体制で視察に訪れていた。近大もプロ注目の村西良太投手(4年)が先発し、最速で147キロを記録するなど7回1失点と力投していたが、エース同士の投げ合いを坂本が制した形となった。