巨人・坂本勇、王に並んだ!球団記録開幕から33試合連続出塁
「DeNA5-8巨人」(8日、ハードオフエコスタジアム新潟)
大逆転勝利へとつなぐ一打が右前で弾むと、巨人・坂本勇はベンチに向かって、右拳を突き出した。第3打席まで無安打。迎えた第4打席。七回2死一、二塁。三嶋のスライダーをはじき返す適時打で開幕33試合連続出塁を達成した。77年王貞治氏の球団記録に並ぶ快挙にも「いやいや(自分と)肩を並べられるような方じゃない。毎試合、毎試合いい状態で試合に出られるように、意識して継続してやっていくだけです」と控え目に喜んだ。
打線を支える主将のメモリアル打が、まさに大逆転の号砲となった。さらに岡本が押し出し四球を選び2点差とすると満塁から亀井の左中間を破る走者一掃3点二塁打で逆転に成功。逆転劇を呼び込んだ坂本勇は、今季最多1イニング7得点を「みんながつなぐ意識というのがあったから、ああいう結果になった」とチームメートに感謝した。
今季最大4点差をひっくり返しセ・リーグ20勝一番乗りだ。開幕から結果を残して勝利に貢献する坂本勇を原監督も「非常にいいスタートを勇人はきってくれている」と頼もしそうに見つめる。出場33試合で44安打25打点はチームトップ。打率、本塁打、打点ともキャリアハイを目標に掲げる主将は「1試合でも多くこういう試合をできるように頑張る」と優勝へ導くために最高の成績を残し続ける。