高知の怪物1年生・森木、圧巻の145キロ「頼られる投手になりたい」
高校野球の春季四国大会は明徳義塾の2年ぶり11度目の優勝で幕を閉じた。大会初日の1回戦で話題を集めたのが、ともに背番号20をつけてデビューした2人のスーパー1年生だ。高知の森木大智投手と明徳義塾の代木大和投手。馬淵史郎監督(63)が大きな期待をかける最速139キロ左腕・代木は、中学時代に軟式球で150キロを出して話題を集めた森木に負けじと飛躍を誓った。
明徳義塾・代木に負けじと、高知の怪物1年生・森木も圧巻の公式戦デビューで四国の高校野球ファンを沸かせた。
3日の1回戦・高松商戦。七回に3番手でマウンドへ上がり、自慢の直球は145キロをマークした。3回4安打1失点の内容に「高めに浮いた球を打たれた」と反省しながらも、「堂々と投げられた」と笑みを浮かべた。
4月末に右肩のハリを訴え、調整不足の状態で四国大会が開幕した。それでも「しっかり腕が振れていたし、反省点を見つけながら投げられたんじゃないか」と浜口佳久監督(43)。令和のスター候補生は「甲子園に出るために、頼られる投手になりたい」と夏を見据えた。