ヤクルト・小川監督が激怒 青木の頭部死球「しょうがないでは済まされない」執念ドローも
「ヤクルト7-7阪神」(8日、神宮球場)
ヤクルトが2度のビハインドを追いつき、ドローに持ち込んだ。
5点を追う八回に山田哲の右越え適時二塁打などの5連打と村上の左犠飛で一気に同点。延長十二回に2点を勝ち越されたが、その裏は山田哲の8号ソロと代打・中村の右越え適時二塁打で再び追いついた。
闘志に火がつくきっかけとなったのが、六回に青木が阪神・岩田から2年連続で受けた頭部死球。両軍ベンチから選手と首脳陣が飛び出し、一触即発のムードが漂った。昨年青木は同じ阪神の岩貞からも頭部死球を受けて脳振とうで離脱した経緯があるだけに、小川淳司監督は「しょうがないでは済まされない。頭だから」と怒りをにじませた。
執念を体現した引き分けで、12連戦の勝ち越しも決定。指揮官は「よく追いついた。価値あるドローだといっていいのでは」とナインをたたえた。