「ソフトバンク－ロッテ」（１１日、ヤフオクドーム）

　ソフトバンクが逆方向への２者連続本塁打で逆転に成功した。

　１点先制された直後の初回の攻撃だ。２死走者なしから、まずは３番の今宮がロッテ・ボルシンガーの１４１キロを右翼席へ７号ソロを運んだ。「打ったのはストレートです。久しぶりのホームランでしたが、打った瞬間ホームランテラスに入ると思いました。先制された後にすぐ追いつけて良かったですが、まだ序盤なのでまだまだこれからです」と意気込んだ直後、４番のデスパイネも外角直球にしっかり反応。コースに逆らわずに打ち返した打球はまたも右翼席へ飛び込み、試合をひっくり返すこちらも７号ソロとなった。

　デスパイネは「打ったのはストレートです。甘い球が来たら積極的に打ちに行こうと思っていた。良い角度で上がってくれて、打ち損じないでしっかり芯で捉えられました」と納得顔だった。

　悠然とベースを一周した今宮とデスパイネ。１１日と１２日のタカガールデーでは各塁やネクストバッターズサークルが、乳がんの撲滅や早期発見を啓発するピンクリボン運動にちなみシンボルマークがデザインされたものが使用されている。さらにソフトバンクの選手たちもピンクリボンユニフォームを着用して試合に臨んでいる。