巨人・坂本勇 セ・リーグタイ記録!開幕から35試合連続出塁で金本氏に並んだ

 「巨人1-3ヤクルト」(11日、東京ドーム)

 偉大な記録を勝利で飾ることはできなかったが球界の鉄人に肩を並べたことを、巨人・坂本勇は素直に喜んだ。一回、石川の外角シュートに食らいつき中前へしぶとく落とした。97年・金本知憲(広島)に並ぶセ・リーグ記録の開幕35試合連続出塁をマークした。

 試合後は敗戦に険しい表情ながらも「うれしいことです。もっともっといいバッターになれる頑張っていきたい」。理想高き30歳はさらなる技術向上へ誓いを立てた。

 首位の原動力として、開幕から打線を引っ張る主将。この日も劣勢の中、最後まで諦めず、自身のバットでチームを鼓舞した。3点を追う九回先頭。梅野の直球を捉えた打球は右翼席へリーグトップの13号。後続が倒れ、追い上げ及ばずも、打率、打点、本塁打と三冠をキープする。原監督も「いとも簡単にと見えるがごとく、いいヒットでしたね」と初回の安打をたたえた。

 五回の守備では西浦の左中間への打球に対して中継に入り、一塁から生還を狙った雄平を好返球で本塁アウトにした坂本勇。東京五輪の正遊撃手を目標にする男は攻守両面でチームを支える。「あしたも出塁できるように頑張る」。開幕から不動の定位置でスタメン出場し続けるのは遊撃・坂本勇と中堅・丸だけ。進化の止まらない背番号6は記録更新に挑む。

  ◇  ◇

 デイリースポーツ評論家・金本知憲氏(97年の記録達成時は広島)「97年は開幕から何となく調子がよかったことは覚えているが、セ・リーグ記録だったとは知らなかった。坂本勇は穴がない打者だ。速球にも内角にも強く、変化球にも対応できる。(昨季まで監督として対戦して)ここを攻めておけばいい、という弱点がなかった。抑えられるかどうかは、彼の調子次第。捕手も苦労すると思う。いい打者だ」

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