ヤクルト・村上 高卒2年目2桁本塁打で松井氏、大谷らに並ぶ
「巨人1-3ヤクルト」(11日、東京ドーム)
ヤクルト・村上が節目の一発でチームの窮地を救った。プロ2年目で初の10号本塁打。四回1死でメルセデスの速球を捉え、逆方向の左翼席へ先制ソロを運び「少し差し込まれたが、しっかり押し込むことができた。先制できて良かった」と納得の一打を振り返った。
故障者が相次ぎ、坂口とバレンティンが戦列を離れ、青木が体調不良で欠場。山田哲も二回に途中交代する苦境だった。19歳の村上が嫌なムードを吹き飛ばし「勝てたのは大きい」と喜んだ。
高校出2年目までの2桁本塁打は松井秀喜(巨人)、大谷翔平(日本ハム)らに並ぶ快挙。特に松井氏は「憧れの人」で同じ背番号55を背負う。松井氏は2年目に20本塁打を放っているが「特に意識していない。一打席一打席役割を果たすだけ」と泰然としていた。