大船渡・佐々木 7回無失点16K 県大会に向け万全アピール

 「練習試合、大船渡10-0紫波総合」(11日、岩手県内グラウンド)

 最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が11日、岩手県内のグラウンドで行われた紫波総合との練習試合に先発し、7回無失点16奪三振の好投。今年最多の95球で投球回も最長。18日に控える春季岩手大会初戦に向け、万全の状態をアピールした。

 球速をセーブしても圧倒的な内容で抑えられる。この日も前回登板した3日の住田戦のように変化球主体のスタイル。初回2死からの5連続を含む毎回奪三振のうち、12個をカーブ、スライダーなどの変化球で奪った。

 イニングごとに投球の強度を変え、感覚を試すように投じた。紫波総合の小野寺健太監督(25)は「スライダーは『見えないです』とか(選手の反応が)ありました。醸し出すオーラが一番すごい」と脱帽。“令和の怪物”に舌を巻いた。

 3四死球と制球には課題を残したが、被安打はわずか2と寄せつけなかった。18日の釜石戦からは3連戦。試合終盤まで投げるスタミナへの不安も一掃して弾みをつけた。

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