中日・清水、両親の前でプロ初星 17年甲子園V投手が聖地で!

 「阪神2-5中日」(12日、甲子園球場)

 かつて夏の甲子園で頂点に立った男がプロ初勝利をつかんだ。初先発の2年目の中日・清水は5回4安打2失点。6カードぶり勝ち越しに貢献し「味方の人たちが打ってくれて守ってくれて感謝したい。本当にうれしい」と白い歯がこぼれた。

 一回は制球が乱れ、1死満塁から福留に甘い直球を2点中前打された。阿波野投手コーチには「ファームでやってきたことをそのままやればいい」と助言され、二回以降は平常心を保って点を与えなかった。

 花咲徳栄時代、2017年の甲子園大会で全国制覇。昨季は救援で2試合に投げ、飛躍の年にしたい今季を最高の形で迎えた。応援に駆け付けた両親の前で「産んでくれてありがとうと言いたい」と感謝。ウイニングボールも渡す予定だ。

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