「マスターズ甲子園大阪府予選・２回戦、ＰＬ学園１４－９春日丘」（１２日、みなと堺グリーン球場）

　マスターズ甲子園２０１９大阪府予選２回戦が１２日、堺市内で行われ、ＰＬ学園が春日丘を下して８強進出を決めた。同校ＯＢ会長で、巨人などで活躍した桑田真澄氏（５１）が「４番・投手」で予選初出場。先発して１回２安打１失点で、華麗なけん制でアウトを奪うなど昨年の大阪王者相手の勝利に貢献した。

　「（けん制は）体が自然と動いてしまって。僕も『あれっ』て感じで。けん制しようと思ってなかったので」

　見せ場は初回無死一塁。２番打者を迎えた場面で、「体が反応した」と初球を投じる前の虚（きょ）をついたけん制で、一走をアウトに仕留めた。さすがと言える本能のプレーに加え、打席では初回に野選を誘って１打点。二回は遊撃の守備にも入り「ＰＬのユニホームで戦えたことがうれしい」と勝利を喜んだ。