松坂の実戦「遠くはない」 負傷後初ブルペンで捕手座らせ22球
中日の松坂大輔投手(38)が14日、ナゴヤ球場のブルペンで右肩負傷後、初めて捕手を座らせて投球練習を行った。座らせて22球、立ち投げを合わせて今季最多の72球を投げ込んだ。
「遠投して良さそうだったので。立ち投げしてから座らせて、予定通りですね」
まずは捕手を中腰に近い状態に立たせてカーブ、スライダー、カット、チェンジアップの持ち球すべての変化球を交え50球。その後は、捕手を座らせカーブなどを織り交ぜ22球を投げ込んだ。
「立ち投げでは100%に近い状態。座らせてからは少し抑え気味に投げたけど、特に問題はなかったので次は100%で投げられればと思う」と明るい表情で話した松坂。「次はバッターに投げてもいいのかなと自分の中では思う。今週中にBP(打撃投手)をやらせてもらおうと思っています」と次段階となる打撃投手に意欲を見せた。
見守った門倉2軍投手コーチは「変化球はゲームで普通に投げられると思う。あとは真っすぐの精度が上がってくれば(実戦は)遠くはないと思う」と言う。
松坂自身も手応えを感じている様子で「(実戦の時期は)分からないけど、問題なくいけばゲームに復帰できると思う。そんなに遠くはないと思います」との見通しを語った。