巨人マシソン けが、病を乗り越えて293日ぶり実戦登板 1回3失点も復活へ一歩
「イースタン、巨人-DeNA」(15日、ジャイアンツ球場)
巨人のスコット・マシソン投手が、2軍戦で実戦復帰。1回を投げ、4安打3失点2奪三振だった。球数は29球、最速は151キロだった。
3点リードの八回から登板。先頭の関根に対し、初球150キロでファウル。テンポ良く追い込み、カウント1-2から外角スライダーで見逃し三振に仕留めた。
続く山下には左前打。梶谷にも中前打を打たれた。1死一、二塁から、楠本に145キロの直球を振り抜かれ、右越え3ラン。同点に追いつかれた。
細川は遊ゴロ。倉本にはスライダーを捉えられ、中前打。20球を超えて球速は140キロ台前半に落ちてきたが、最後は伊藤を三振に仕留めた。
昨年8月に米国で左膝を手術。同年12月には感染症の「エーリキア症」にかかり、今年2月の春季キャンプを回避した。
実戦登板は昨年7月26日のヤクルト戦以来、293日ぶり。全体的に球が高く、スタミナ面にも課題を残したが、復活への一歩を刻んだ。