勝利に恵まれぬオリックス山本 自責2で6失点 六回にバックが1イニング3失策
「ロッテ9-2オリックス」(16日、ZOZOマリンスタジアム)
好投を続けるオリックスの山本由伸投手が、勝ち星に恵まれない。この試合は先にもらった2点を守り切れなかったとはいえ、六回に1イニング3失策と守備が乱れ、自責2ながら6失点で2敗目を喫した。
16年ドラフト4位の3年目。昨季は32ホールド、36ホールドポイントを記録し、さらなる飛躍を今季は期待されていた。
初登板となった4月3日のソフトバンク戦は八回1死まで無安打投球で9回1安打無失点という快投だったが、援護がなく試合は0-0で引き分け。今季初勝利を挙げた4月11日のロッテ戦も先制を許したとはいえ8回1失点で切り抜け、直後の九回の攻撃で後藤の勝ち越し打が出て白星がついた。
黒星がついても仕方が無いと言えそうなのは、6回4失点で今季初黒星となった4月18日の日本ハム戦ぐらいで、以後も好投を続けている。以下、今季の山本の成績をまとめる。()内の○は白星、-は勝敗つかず、●は黒星。Sバンクはソフトバンク。
4月3日 Sバンク戦9回無失点(-)
4月11日ロッテ戦 8回1失点(○)
4月18日日本ハム戦6回4失点(●)
4月25日Sバンク戦8回無失点(-)
5月2日 ロッテ戦 8回1失点(-)
5月9日 日本ハム戦7回1失点(○)
5月16日ロッテ戦 5回2/3 6失点(●)
なお、山本が“投げている間”に受けた援護の点数は51回2/3で7点。これは1試合(9イニング)に換算すると、およそ1・22点。山本の防御率は1・57(5月16日終了時点)のため、勝ち星がつかないのもやむをえないデータとなっている。