巨人・原監督「もがいている」泣き所の抑えを沢村に託して連敗4で止める
「中日1-4巨人」(17日、ナゴヤドーム)
巨人が連敗を4でストップ。6投手の継投で逃げ切った試合で、原監督が九回のマウンドを託したのは出場選手登録したばかりの沢村だった。
「その部分(抑え不在)はチームの中でもがいているところ」。沢村は150キロ超の直球で押しまくり、守護神としてきっちり三者凡退。16年9月8日の阪神戦(甲子園)以来、981日ぶりとなるセーブを挙げた。
16年のセーブ王だが、17年は故障で登板なし。昨季は中継ぎで安定感を欠いた。今季はキャンプ前に先発転向となったが、チーム事情もあって沢村がリリーフに再々転向となった。
経験は豊富だが、「ピッチャー沢村」のアナウンスにスタンドがどよめくほどの大胆起用。それでも、指揮官は「そのために、そういう役割のところができるという中で一員になってもらっている」と迷いなくマウンドへ送り込んだ。
前カードの阪神戦では菅野が10失点。悪い流れを一丸で断ち切り、首位をしっかりキープした。