DeNA今永4冠 ラミ監督絶賛「エースらしいピッチング」
「ヤクルト3-4DeNA」(17日、神宮球場)
期待を一身に背負い、背番号21がマウンドで輝いた。DeNA・今永昇太投手(25)がヤクルトの強力打線相手に6回1/3を7安打3失点(自責2)で5勝目。これで勝ち星、奪三振(60)、防御率(1・37)、勝率(・833)の4部門でセ・リーグトップ。「王道」を行くエース今永がチームに勝利を呼び込んだ。
何度もピンチを切り抜けた。六回まで失点は青木のソロのみ。「真っすぐは今年一番良かった」と振り返る。ただ、七回に連打と味方の失策もあり1点差とされ、なおも1死一、三塁の場面で降板。「イニングの難しいところで代わってしまった。パットンには感謝しかないです」と火消しに成功した仲間に頭を下げた。
開幕から好調が続く中、心掛けていることがある。「王道のピッチングをしよう」。直球でカウントを取り、変化球で誘う。シンプルに打者と勝負する。
ラミレス監督は「最後の方は疲れがありましたが、エースらしいピッチングをしてくれた」と評価。借金10と苦しい状況だが、チームには頼もしい左腕がいる。