日本ハム・清宮「まだホームランが出ていない」現状に満足せず
「イースタン、DeNA-日本ハム」(18日、大和スタジアム)
右手有鉤(ゆうこう)骨骨折からの復活を目指す日本ハム・清宮が、「3番・指名打者」で先発出場。2試合ぶりとなる左前打を放ち、先発・斎藤佑への援護点につなげた。
初回1死から姫野が右前打で出塁し、清宮が打席に入った。カウント1-2からの4球目、井納が投じた外角のフォークを鮮やかに左前へはじき返した。
「追い込まれていましたし、なんとかしなきゃなと思いました」
一、二塁とチャンスは広がり、続く森山が右翼席へ先制3ラン。背番号21のバットが母校・早実の先輩を助け、流れを引き寄せた。
4点リードで迎えた五回1死の第3打席では、“清宮シフト”の包囲網をかいくぐる遊撃内野安打。強烈な打球が二塁ベースやや左に転がり、一、二塁間に寄っていた遊撃手・大河は一塁に送球も、判定はセーフだった。
復帰後5試合の出場で15打数5安打、打率・333。荒木2軍監督は「2軍のピッチャーに対しては全然心配していない。あとは1軍のピッチャーにどう対応していくか」と太鼓判。清宮は「まだホームランが出ていないので。一本出たらまた落ち着くかなと思います」と笑顔で語った。