京大9季ぶりの勝ち点獲得ならず 上原の後輩・藤原2回4失点
「関西学生野球、関学大13ー0京大」(20日、南港中央野球場)
京大は勝てば9季ぶりの勝ち点獲得となっていたが大敗。勝ち点を挙げられずに、今春のリーグ戦全日程を終了となった。先発したのはエースであり、この日引退を表明した巨人・上原の、東海大仰星の後輩にあたる藤原風太投手(4年)だった。
勝ち点ゲットの期待も集まったが、中1日の先発で「腕も張ってましたが、それにしても打たれすぎました」と2回5安打4失点で降板。チームもそこから失点を重ねた。
藤原は球場への移動の時に、上原の引退を知ったというが「(高校の先輩でも)身近ではなくて、遠い存在です。そこからメジャーまで行かれてるので」と話す。まずは何よりもチームの勝ち点が目標ではあったものの、上原におくる勝利ともならなかった。
京大・青木孝守監督は「完敗です。藤原の調子が良くなかったです」と振り返った。今春のリーグ戦では、期待した選手をケガで欠くなど、苦しい台所事情の中での戦いを強いられた。全日程を終え、今春は2勝10敗で勝ち点はゼロ。ただ、期待の持てる1年生も入部しており、秋のリーグ戦への思いは強い。
青木監督が「悔しいですし、何とか勝ち点を取れるように」と話せば、藤原は「(秋に)最後に勝ち点を取って笑って終われるようにしたい」と前を向いた。