東海理化“立野詣で”阪神スカウト8人!最速152キロ右腕に10球団41人大集結
「都市対抗野球東海地区2次予選・第1代表決定トーナメント1回戦、東海理化2-6トヨタ自動車」(22日、岡崎市民球場)
今秋ドラフト上位候補の東海理化・立野和明投手(21)が22日、愛知県の岡崎市民球場で行われた都市対抗東海地区2次予選の第1代表をかけたトヨタ自動車との1回戦に先発。8人態勢を敷いた阪神を含む10球団41人のスカウト陣が熱視線を送る中、6回1/3を9安打6失点(自責5)で降板したが、阪神スカウト陣は高く評価した。
一、二回を三者凡退。立ち上がりは良かったが「相手を意識しすぎて、逃げに走ってしまった」と三回、強力打線につかまった。2死一塁からの連打で同点とされると、続く打者にも三塁打を浴び、逆転を許した。
四回から六回までは3奪三振を奪うなど無失点で切り抜けたが、七回に再びトヨタ打線につかまり、イニング途中での無念の降板となった。
立野は「配球を完全に見極められていた」と反省を口にしたが「調子は悪くない。冷静にいけばもっと抑えられると思います」と次戦に向けて、素早く気持ちを切り替えた。
阪神は手厚い8人態勢で視察。この日の最速は148キロと本調子ではなかったものの、最速152キロを誇る右腕に熊野スカウトは「悪くないと思う。球にキレもあるしね」と評価を下げることはなかった。今後も密着マークを続け、動向を追っていく。