ソフトバンク・デスパイネ 決勝13号2ラン「最高の1本だね」
「ロッテ3-6ソフトバンク」(24日、ZOZOマリンスタジアム)
延長十回無死二塁。ソフトバンク・デスパイネは益田の真っすぐを完璧に振り抜いた。「甘い球をしっかり仕留めようという気持ちだった。最高の1本だね」。今季2度目のマルチ本塁打となるバックスクリーンへの13号2ランで、乱戦を制した。
三回無死二塁では、左翼席に豪快な12号2ランを運んだ。「追加点が欲しい場面で集中していた」。どちらの当たりも打った瞬間に本塁打を確信するような会心弾だった。5月は自己最多に並ぶ月間10本塁打を記録。気温の上昇とともに状態を上げてきた。
リーグトップの今季6勝目を狙った先発の千賀は8回2失点と好投しながら、1点リードの九回にストッパーの森が清田に同点ソロを浴びた。重苦しい空気で迎えた延長で、4番の豪快な一振りがチームを救った。