ヤクルト・バレ砲のフォロースルーが中日・大野直撃でもん絶 送球を妨害の判定
「ヤクルト-中日」(25日、神宮球場)
1回ヤクルトの攻撃で試合が中断し、球審が場内に説明する場面が発生した。
1死一塁で一塁走者の山田哲が初球にスタート。打者のバレンティンは空振りし、捕手大野が二塁に送球したが、山田哲が先に到達した。
しかし石山球審が山田哲に一塁に戻るように指示。空振りしたバレンティンのフォロースルーが大野の左腰付近を直撃しており、送球を妨害したと判定された。送球後、大野は倒れ込み、痛みにもん絶した。石山球審は「バレンティン選手の空振りの余勢が大野選手の送球を妨害しました。野球規則により一塁に戻って1ストライクから再開します」とマイクで説明した。
バレンティンのフォロースイングをめぐっては17年に2度捕手が頭部を直撃されて負傷退場することがあった。
再開後、山田哲は中日・柳の投球前にスタートを切り、盗塁を“仕切り直し”で決めた。試合は中日が初回にビシエドの適時打で先制。しかしヤクルトも直後の攻撃で青木の7号ソロで同点に追いついている。