ヤクルト 10連敗で5位転落…貯金5が借金5に
「ヤクルト3-10中日」(25日、神宮球場)
泥沼でもがくヤクルトが、さらに深みにはまった。またしても投打に元気なく2桁失点で惨敗。最下位に沈んだ2017年以来2年ぶりの10連敗を喫した。得点は青木、山田哲、太田が放った3本のソロで奪ったもの。打線がつながりを欠くと、投手陣も次々と打ち込まれる悪循環だった。
2点差まで迫った直後の八回には5失点。追い上げムードが一気にしぼんだ。小川監督は「とにかくうまくいかないことばかり」とガックリ。連敗脱出へ「明日から何とかしたい」と声を絞り出すのがやっとだった。
練習前には青木が音頭をとった選手ミーティングを初めて実施。ベテラン勢が若手にこれまでの経験を伝えた。だが、迷走するチームの順位は連敗前の2位から5位に急降下。借金は5に膨らんだ。「このまま引き下がるわけにはいかない。何とかぶち破りたい」。百戦錬磨の青木は目をぎらつかせて球場を後にした。