日本ハム・清宮 二十歳誕生日で今季初安打も三邪飛に反省
「西武7-5日本ハム」(25日、メットライフドーム)
日本ハム・清宮にとって二十歳の誕生日は収穫と反省の1日になった。「1本出て気持ちの面では良かった」と振り返るのは5点を追う四回2死満塁。フルカウントから西武・多和田の12球目、144キロ直球を振り抜き右翼線へ。走者2人が生還し、今季初安打は同点の口火となる2点適時二塁打になった。
6球ファウルで粘っての一打だった。三走の中田はその度にスタートを切っていたため行ったり来たり。清宮は「中田さんの視線が半端なかった。『早く打てよ』という感じで」と苦笑い。先輩のプレッシャーもはねのけての一打に「いろいろな球を待ちながら直球が打てたのは良かった」と手応えを口にした。
悔しさを募らせたのは2点を追う八回2死二、三塁。2ボールからヒースの直球を打ち、三邪飛に。「バットが出てこなかった。まだまだです。うまくはいかないですね」と唇をかんだ。
20歳になり、やってみたいことはビールかけ。「楽しそうなので早くやりたい」。しかしチームは今季ワーストの借金3。「最後の場面で打てるようにやっていきたい」。今年実現させるためにも打ってチームを勝利に導く。