大船渡・佐々木“省エネスタイル”で2安打10K完封 阪神、巨人スカウト視察
「練習試合、大船渡7-0盛岡商」(25日、岩手県内グラウンド)
最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が25日、岩手・北上市内の江釣子球場で盛岡商との練習試合に先発。9回2安打無失点、10奪三振と好投した。昨秋の岩手大会1回戦以来の完封。阪神と巨人のスカウトが視察した中、113球を投げ切った。
“省エネスタイル”で引き出しが増えた。この日も巨人のスピードガンで最速145キロと球速を抑えながらの投球。ピンチにも動じない。初球にフォークを投げ込むなど、配球からも変化球への自信がうかがえる。
阪神は畑山統括スカウトと葛西スカウトの2人体制で見守った。葛西スカウトは「ボールをしっかりたたいて高さ、コースも決まっている」と高評価。球質も称賛し、今秋ドラフトの目玉として今後も動向を追っていく。