163キロ右腕・佐々木 5回無安打1失点…練習試合に米球団スカウト
「練習試合、大船渡17-1加美農・一迫商・岩出山」(26日、宮城県内グラウンド)
今秋ドラフトの目玉で最速163キロ右腕の大船渡・佐々木朗希投手(3年)が、2試合連続となる先発で5回無安打1失点3奪三振に抑えた。初回に先頭打者を四球で出すと、1死三塁から3番に中犠飛を許して失点。以降は二回に味方の失策と四球でランナーを出しながら、ヒットは許さなかった。
この日もチェンジアップなど変化球主体の投球だった。直球は49球中8球のみで、最速は視察した米球団スカウトのスピードガンで146キロを計測。外角低めに決まったボールに打者は反応できなかった。
4番としてバットでも魅せた。三回1死三塁からスクイズを敢行(記録は投前内野安打)すると、五回無死三塁から初球を捉えて右中間最深部に2点本塁打。三塁走者となった場面ではアウトになったが、果敢にホームスチールも試みるなど走攻守で躍動した。