立命大 押し出し四球でサヨナラV!坂本が個人3冠 ドラフトも意識
「関西学生野球、立命大4-3同大」(26日、わかさスタジアム京都)
立命大が同大に劇的なサヨナラ勝ちを収め、2季ぶり39度目となるリーグ優勝を決めた。この日の登板がなかった立命大の坂本裕哉投手(4年)がリーグトップの5勝で、最優秀選手と最優秀投手とベストナインの個人三冠。2年連続19度目の出場となる全日本大学野球選手権では、6月11日の1回戦で東海大と対戦する。
勢いよく歓喜の輪に加わった。この日の登板はなかったが、個人三冠を達成した坂本が優勝の立役者だ。「シーズン前からエースとして引っ張っていかないといけないと思いました。優勝できて良かったです」。充実の笑みを浮かべた。
強い自覚を持って戦った1年。オフの間に体重を10キロ増量して88キロに。そこからベストの85キロに絞り、落ちやすいリーグ戦中は「(食事を)結構詰め込んでウエートもかなりやりました。1日3回以上プロテインも飲みます」と肉体改造を成長につなげた。
「個人的にも冬場はドラフトに向けた最後の追い込みだったので」と坂本。立命大の先輩で、寮では同部屋だったDeNA・東や、楽天・辰己らからも何度も激励を受け、刺激となった。次は全日本大学選手権。プロ注目の左腕が全国の舞台でさらなる飛躍を狙う。