オリックスファン“大量援護”3得点に沸く 好投続ける山本由伸に3勝目
「オリックス3-1ソフトバンク」(28日、京セラドーム大阪)
オリックスの先発・山本由伸投手が7回無失点の好投で3勝目(2敗)を挙げた。五回までに受けた3得点のリードを守ったが、ネット上では、この「3得点」が大量援護だとファンの間で盛り上がる声が見受けられている。
山本は、今季初先発の4月3日ソフトバンク戦から、援護に恵まれていない。9回を1安打無失点に抑えながら、味方の援護もなく勝ち負けがつかなかった。以後、この試合までに登板した7試合で自身がマウンドにいる間(51回2/3)で受けた援護は7得点だった。
1試合(9イニング)に換算する援護率では、およそ1・22点で、山本は防御率1・57と奮闘していても、データの上では、勝ちにくい(それでも2勝しているが)状況となっていた。3得点の援護を受けたのは今季初のことだった。
この日のソフトバンク戦では三回に小田が右前適時打。五回には吉田正の犠飛、中川の中前適時打と、着実に得点した。一般的には3点は大量リードとは言えないが、山本は得点圏に走者を出しても後続を打ち取る要所を締めるピッチングで7回6安打無失点9奪三振で、3勝目を挙げた。
山本の防御率は1・380となり、リーグトップに浮上。また、本拠地京セラドームでの今季初勝利となった。