オリックス・山本由伸 鷹キラー24回0封!今季最多3点援護で十分
「オリックス3-1ソフトバンク」(28日、京セラドーム大阪)
オリックス・山本が異次元の投球を見せた。7回6安打無失点。これで対ソフトバンクは24イニング連続無失点。こんな鷹キラーは見たことがない。MAX153キロ。六回には今宮を150キロのカットボールで空振り三振。今季最多となる3点の援護も“多すぎる”と感じさせる快投だった。
驚異の投球を見せる右腕だが、プロ3年目の二十歳。初の先発ローテ入りによる疲労を考慮され、中11日空けての登板だった。
「気の緩みが出ないように、いつも以上に気を引き締めて準備しました」
この日は『KANSAI CLASSIC 2019』と銘打ち、阪急時代の1970、71年のユニホームを着用。試合前には春季キャンプで臨時コーチを務めた山田久志OB会長も駆けつけた。
「的確なアドバイスをもらって、スゴいなと思った。いいところを見せられたらと思っていました」
伝説のサブマリンの前で見せた3勝目。防御率も千賀を0・004差上回ってトップに立った。球宴ファン投票でもトップを争う相手。「千賀さんは誰もが認める投手。あんな風になれたら」。だが、規格外の投球は千賀に負けない魅力がある。打線も24試合ぶりの2桁安打。由伸がチームに勢いを持ち込んだ。