楽天首位だ!ブラッシュ逆転3ランだ2発だ 六回まで無安打も七回・今井撃ち
「楽天7-2西武」(28日、岩手県営野球場)
楽天がひと振りで劣勢をはね返した。2点を追う七回だ。西武・今井の前に六回まで無安打だったが、浅村、ウィーラーの連打などで1死二、三塁の好機を作り、打席にブラッシュ。直球を捉えた一撃が、盛岡のファンの大歓声とともに左中間席へ消えた。
今井には5日の対戦でプロ初完封を許しているが「逆に良いデータが取れたということ。何を狙えば良いか、データを見れば浮き出てくる」とし「狙い球は真っすぐ。あの場面は投手は歩かせたくないはずだから」と話した14号逆転3ランだった。
八回にもダメ押しの15号2ランを放ったブラッシュ。岩手県営野球場は、昨季にエンゼルスで同僚だった大谷翔平が、花巻東高時代に160キロを記録した球場。盟友の思い出の地で躍動し「打てて良かった?そうだね。その通りだよ」と上機嫌だった。
平石監督も「数少ないチャンスで、よく仕留めてくれた」と称賛。チームは4月26日以来となる単独首位浮上。“逆転のイヌワシ”が上昇気流に乗った。