巨人・原“タツのカーテン”で中島&陽岱鋼に熱血指導「疲れたよ」
巨人の原辰徳監督(60)が28日、甲子園室内ブルペンで、中島宏之内野手(36)、陽岱鋼外野手(32)を相手に約1時間、打撃を熱血指導した。
報道陣を完全シャットアウトしてベテラン2人に特別レッスンを施した。「少しでも良い方向にいけばね。言っちゃいけない言葉も使うだろうし」と“タツのカーテン”を降ろした理由を説明。ティー打撃のトスを上げながら、熱い言葉を投げかけ、打撃フォームのアドバイスを送ったという。「2人を相手にだから疲れたよ」と原監督はうれしそうに汗を拭った。
支配下登録選手全員が優勝への戦力と常々話している原監督。打率・194の中島、スタメンから外れることの多い陽岱鋼の復調が必要不可欠という思いに他ならない。
中島は「監督がやってくれて、ありがたかった。いいイメージができた」。陽岱鋼も「得たものがたくさんあった」と納得。26日の広島戦では、試合前に直接指導した岡本が12試合ぶりの本塁打を放ち復調に成功している。交流戦前、最後の伝統の一戦。中島と陽岱鋼が指揮官の熱血指導でよみがえるかどうか。