西武・戸川 プロ1号で勝利に貢献 先発起用4戦全て安打マーク
「ロッテ2-3西武」(31日、ZOZOマリンスタジアム)
西武・戸川は1点を追う五回、二木の低めへの直球を迷わず振り抜いた。「打った瞬間に行ったと思った」と、目の覚めるようなライナー性の打球が右翼席に飛び込んだ。5年目でのプロ初本塁打は価値ある同点ソロとなり、接戦での勝利に大きく貢献した。
汚名返上の一打だった。一回の右翼守備。無死二塁で右前打を捕球できずに後逸。2失点につながる失策を犯しただけに「絶対に取り返す気持ちだった」とバットでカバーした。
北海道・北海高から2015年に育成ドラフト1位で入団し、その年のオフに支配下選手登録を勝ち取った。
今季は4月にプロ初出場を果たすと先発で起用された4試合全てで安打をマークと売り出し中。「まだ試されている立場。一試合一試合に集中したい」と慢心はなかった。